今年初めてとなる「漆祭-URUSAI-」が無事終了しました
11月7日から9日間にわたり開催されました「漆祭(うるさい)」は、多くの来場者にご来場いただき、先日無事に閉幕いたしました。
「漆祭」は、「Too loud to be traditional.(伝統の枠に収まらない)」をテーマに、これまでガラスケースの中で静かに鑑賞されてきた漆を、「触れて、使って、食べて、遊ぶ」ことで、もっと気軽に、もっと楽しく体験してもらいたいという想いから、今年初めて企画したイベントです。
手探りでの船出となりましたが、メイン会場である堤淺吉漆店|Und. をはじめ、全国各地、さらには海外の会場まで、本当にたくさんの方の熱意とご協力のおかげで、この初めての試みを成功させることができました。
ご来場いただいた皆様、個性豊かな企画で祭典を盛り上げてくださった出展者・登壇者の皆様、そして運営を支えてくださった学生ボランティア・サポートメンバー,全ての関係者の皆様に、この場を借りて心より感謝申し上げます。
漆と人との距離が縮まった9日間
9日間の開催期間を振り返ると、私たちの目指した「漆と人との距離を縮める」という目標が、様々な場所で実現したことを実感しています。
伝統的な法要から、現代の技術を取り入れた展示、漆染めや金継ぎのワークショップ、そして音楽ライブ・食の企画まで、漆の持つ無限の可能性を、多角的に紹介することができました。
特に印象的だったのは、漆に対して「敷居が高い」と感じていた方々が、ワークショップで笑顔で作品に触れたり、トークイベントで熱心に質問を投げかける姿です。お子様からご年配の方まで、年齢や漆との関わりに関係なく、誰もがワイワイと漆の魅力を発見し、楽しんでいる姿は、まさに私たちが思い描いた「賑やかで楽しい漆」の未来そのものでした。
京都を起点としながらも、東京、埼玉、広島、岐阜、そして遠くベルリンの地まで、漆の輪が国境を越えて広がったことも、この「漆祭」が単なる一地域のイベントではない、大きなムーブメントの種となったことを示していると感じています。
漆を「文化」として育てていく
初開催ということで、至らぬ点や反省点も多くございましたが、これらはすべて次へと繋がる貴重な経験です。皆様からいただいた温かいお声や、今後の課題を真摯に受け止め、来年以降の開催に活かしてまいります。
私たちのゴールは、この「漆祭」を一過性のイベントで終わらせることではありません。11月13日の「漆の日」をきっかけに、漆が持つ文化的な豊かさ、サステナブルな素材としての価値、そして何よりも「楽しさ」を、より多くの人に伝えるプラットフォームとして、「漆祭」を継続的に育てていく決意です。
来年も、さらに自由に、さらに面白く、もっと多くの方が漆に出会える場を創出できるよう、実行委員会一同、精進してまいります。
これからも「漆祭」にご注目いただければ幸いです。
改めまして、この度は誠にありがとうございました。
漆祭実行委員会 一同