成層圏を映し出す漆アート 宙漆PJ第5回打ち上げ実験

漆を宇宙へ。

京都市立芸術大学漆専攻の卒業生や東京大学、名古屋工業大学など工学系の学生、卒業生らで構成される「宙漆プロジェクト」は、成層圏に漆アート作品を飛ばし、鏡面に光り輝く漆の塗膜に、地球や宇宙空間の光景を映し出す壮大なアートプロジェクト。

5回目となる挑戦は今年3月21日、モンゴルを舞台に実施され、目標としていた高度30,000mまでは達しなかったものの見事成層圏(20,000m地点)での映像撮影と、地上での作品回収に成功しました。

今回、宙を舞った漆アート作品は、この3月に京都市立芸術大学を卒業した久保尚子さんと糟野日向子さんが手掛けた2作品。久保さんは、漆黒の表面に成層圏の光や景色を映し込むことで、宇宙を纏う造形を演出。糟野さんは、広大な宙で舞い踊る龍の姿を表現したといいます。

作品タイトル:游 久保 尚子

作品タイトル:舞い 糟野日向子

共に使用した漆は、当社の高分散精製漆「光琳」。従来製法漆に比べ、耐候性に優れる為、地上よりはるかに高い紫外線量や激しい気圧の変化など厳しい環境を浮遊する同プロジェクトの実験には、第1回目から採用頂き、いずれも高い艶を保ったまま回収されています。

今回も、2作品とも実験前と同じ艶を保持したまま回収に成功しました。

今後も宙漆プロジェクトの挑戦を素材提供を通して支援していきたいと考えています。

堤淺吉漆店は、宙漆プロジェクトを応援しています。

機体回収の様子

高い艶を保持したまま回収

asakitichi tsutsumi