工藝の森のメインビジュアルができました

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弊社の堤卓也が共同代表を務める(一社)パースペクティブが育てていきたい工藝の森のメインビジュアルができました!
描いてくれたのはイラストレーターのモリハルさん

モリハルさんを知ったのは去年の夏、TomWegenerさんたちと行ったワークショップがきっかけでした。
海や山の気持ち良さ、想像力を膨らませてくれる彼女のイラストを見て、自分たちが育てていきたい森のイメージを形にしてくれるのではないかと相談してみました。

私たちは人と自然が関与しながらモノを生み出し循環させる場所を作っていきたい。
「工藝の森 」とはそこにつながる活動であり、大切に育てていきたい場所のこと。

モリハルさんとはこんなことをお話しました。
漆が採れる15年先を想像して森づくりを始めること
それまでの間、子供たちと森の素材でモノを作ってみたり
トムさんと約束した15年後の子供たちに贈る漆塗りの木製サーフボードを作るために桐の木を育てたり
ツリーハウスを作るような大人も本気になるようなワークショップをしたい
森と同化したようなスケートランプを作って遊びたい
大人も子供みんなで木を育て、そこで楽しむ
多様な木が育ち季節によって様々な表情を見せてくれる森にしていきたいこと
などなど
森づくりに関わることを考えた時、自分のいない50年後100年後を考えたり
これからどんな世界になって欲しいか、どんな世界を作りたいかを想像するようになりました。

とりとめなく話す私たちの言葉を何度も聞いて作り直して仕上げてくれた今回のイラスト

様々な木々の葉の一枚一枚が書き込まれ、楽しく過ごす人や動物たちがそこにありました。
楽しいとか美しいとか人への思いやりとか、そんな感情が生まれる豊かな暮らし
そんな暮らしを森とともに育んでいきたい。

実はモリハルさんとはまだお会いできていないのです。
トムさんのワークショップはお仕事で残念ながら参加できず、イラストの打ち合わせもコロナウイルスの影響下オンラインでのやり取りが続きました。

世界中でオンラインのやりとりが増えていくかもしれないけれど、どんな時代になったとしても、モリハルさんが描いてくれた森のように人と人、人と自然が楽しく交われる場所を作っていきたいと思います。

イラスト:森 温(MORIHARU)
web: https://www.moriharu.net/

Instagram: 森 温 Moriharu

facebook: Moriharu


#工藝の森 #合併記念の森 #パースペクティブ#urushi_perspective

4月に(一社)パースペクティブで行った植栽の様子です。

もう間も無く立夏を迎える、ギリギリのタイミングで、パースペクティブとして初めての、漆の植栽を行いました。

私たちの活動に心を寄せる少なくない方々より、「漆を植えるときには絶対呼んでね!」と言われていましたので、皆さんをお呼びして、この時期には楽しい植樹の会にできたらと思っていたのですが、4月の緊急事態宣言下。
京北の住民の皆様に心配させてしまうのも申し訳ないので、今回は、私たち理事とその家族、京北内でのパートナーたち、ごくごく少人数で、最小限の本数の漆の苗を植えました。

山盛りのハンカイソウ、申し訳ないけど抜かせてもらいました

山盛りのハンカイソウ、申し訳ないけど抜かせてもらいました

みんなで切り開きます

みんなで切り開きます

漆が心地よいであろう間隔で漆を植えます

漆が心地よいであろう間隔で漆を植えます

茨城県の漆苗生産者である神長正則さんが漆苗をご提供くださいました。本当にありがとうございます!!

茨城県の漆苗生産者である神長正則さんが漆苗をご提供くださいました。本当にありがとうございます!!


パースペクティブの第1回目の漆の植栽が、これまでの時代を支配してきた価値観(手仕事や、地域の暮らしを置き去りにしてきた価値観)が、新型コロナの影響で次から次へと崩れていくこの時期に行われたことは、何かとても深い意味があるように思っています。

いつかこの時代を乗り越えて、「守りきれてよかった」と思えるものを守るために、これまでのモノの見方にとらわれない視座(パースペクティブ)を養っていきたいと思います。

Photos by Hironori Fukumoto

@ 京北町

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これからの工藝の森が楽しみです!

asakitichi tsutsumi